令和元年9月7日に銀座で第3回『the shunga catharsis bar』(名前が長すぎるので #春画バー)が開催されました。
来てくださった方々、ほんとうにありがとうございました。
かなり忙しかったので細部の記憶があんまり無いのだが、すごく楽しかったのでここに記録します。
今回のイベントの告知はTwitterだけでしました。
今までは開催させてもらったバーが12名ほどしか座れないコンパクトな空間だったのと、
春画という性の風俗画がたくさんある空間での演出があるため
やむを得ず女子限定や男子限定にするなど配慮し、慎重に開催をしてきました。
みなさんが楽しめる時間にしたいですからね。
2回の春画バーを開催して、参加者の方々がほんとうに春画を楽しんでくれ性にも明るい方々だったので、3回目は誰でも入場OKの春画バーにしました。
告知の段階でわたしが想像していたよりもはるか大きな反応があり、マックス14名収容の開催場所に何人来るんだろうと予測ができず少しはらはらしました。
スタンディングで参加をしてくださった方はありがとうございました...(深々)
春画バーを開催する意図は春画をたくさんの数と量を見て欲しいから。
笑って欲しい、癒されて欲しいから。
お互いを尊重する心も満たされる和合は長寿の源であり、人生のこのうえない楽しみであるという日本古来の性の考えが込められた春画。
春画の中のひとたちは、笑ったり踊ったり、浮気に怒ったり、くるくる表情を変えてわたしたちに生きる喜びや辛さを伝えてきます。
わたしはファッショニスタのかばんの中身を見る感覚で春画を楽しんでいます。
誰かの人生の喜びのエッセンスを貰いたい。
面白いことに、性の営みが描かれた春画に囲まれると自然と気持ちも解放されてくるんです。
今回開催した築地和光銀座店さまが貝屋さんということもあり、入場2,000円で貝のお通しと飲み物セットでした。
追加メニューではまむしの黒焼きや春画の九谷焼のおちょこで飲める日本酒などもご用意しました。
今回は45名の方が来てくださり、過半数が女の子でした。
おひとりでいらしてくださる方もけっこう多く、遠方から来た方もいました。すごく嬉しかったです。
「こういう春画はありますか?」
「この絵はどういう状態ですか?」
「未成年も春画みてたのですか?」
などのたくさんの春画の質問に答えたり、春画-ル自作の江戸時代のお香を匂ってもらったり。
張形を触ってもらい、江戸から地続きの自分の性について考える方もいました。
性を明るく楽しんだり、春画をみて笑ったりするのは大切ですね。