春画

Diary 春画アレコレ

江戸期の「乙女と両想いになる方法」がサイコパスすぎる

江戸期には様々な性典物(性のハウツー本)が存在する。 例えば「吸茎(フェラチオ)の方法」「相嘗め(シックスナイン)の方法」「口吸い(キス)の方法」などテクニック系に始まり、「股の傷薬」や「即席のディルドの作り方」などのレシピまで様々である。 《吾妻文庫(あづまぶんこ)》歌川国芳 1838年 江戸期の性の認識として「交わりはおめでたいもの」「陰陽和合は万物を創造する大切なもの」という価値観が存在したため、春画では夫婦やカップルが幸せそうに抱き合う場面が見受けられる。 性典物の内容でも「布団に入っていきなり相 ...

Diary 春画アレコレ

オンナの性欲が「わらい」になるとき

なぜこの状況が「わらい」というものに変換されて絵に表現されるのか。 ただただ、不思議だったのだ。 鎌倉時代から江戸時代の多くの性に関する文献を見ていると、様々な表現はある時突如として登場したというよりも、歴史や生物的な事柄の積み重ねであることはよくわかる。 性の営み(つまり”生きること”)を描いた春画は「わらい」と密接であり、即物的な興奮を促すだけではなく、教訓めいたものやその当時の流行までも描く。 その表現の中のひとつに「女性の果てることのない性欲と、それに懲りる男性」というパターンがある。 男性が女性 ...

Diary 春画アレコレ

200年前の遠距離恋愛辛すぎだろ。

みなさん遠距離恋愛を経験したことありますか? またこの記事を読んでくれている方の中に、現在進行形で遠距離恋愛をしている方はいますか? 江戸時代にも遠距離恋愛は存在したのか? わたしは存在したと考えています。 なかなか連絡が取れなくて、会えるのは年に数日間という恋人たちがいたのです。 それは奥女中と、その恋人です。 わたしはこれを江戸時代の遠距離恋愛と感じ、この恋人たちの宿下りの春画を「遠距離恋愛春画」と呼び鑑賞していました。 あらかじめ伝えますが、奥女中とその恋人を遠距離恋愛中のカップルととらえ、 その春 ...

Diary 雑記

3年前まで浮世絵はぜんぶ手で描いてると思ってたし国貞を知らなかったはなし

ともだちが撮ってくれてなんか好きな写真なのでアイキャッチ画像にしました。 いつも大変お世話になっております。 春画―ルと申します。 インスタグラムとツイッターのフォロアーが両方とも一万人超えたので、 このタイミングで改めて「春画―ルって何者?」 という方々のために、日々行っている活動等について綴らせていただいちゃいます! 活動のキッカケは? 天保八年 歌川国芳《花結色陰吉(はなむすびいろのほどよし)》 活動の最初の、最初の理由は自分の手の届く範囲以外での繋がりが欲しい、というものだった。 職場と家の往復、 ...

Diary イベント

紗久楽さわ先生『百と卍』第3巻サイン会で江戸の性文化の展示

令和元年9月28日に秋葉原のアニメイト様で紗久楽さわ先生の『百と卍』第三巻発売記念サイン会が開催されました。 『百と卍』は文化庁メディア芸術祭マンガ部門でBLで初の優秀賞を飾り、ものすごく勢いのある作品です。 漫画家の紗久楽さわ先生の「江戸を含めた歴史を現代の人たちにどのように伝えるか」の考え方がすごく好きで、わたし自身も本当に 励まされ、出会えたことに心底感謝しています。 男色とBLを=(イコール)とはせず、自然にそれを江戸時代に落とし込み、馴染ませ、人物たちに命を吹き込んだ。 男色ありのBLありなのが ...

Diary イベント

第3回#春画バーを銀座で開催して震えた。ありがとう ありがとう

令和元年9月7日に銀座で第3回『the shunga catharsis bar』(名前が長すぎるので #春画バー)が開催されました。 (第1回目女子限定) (第2回目男子限定) 来てくださった方々、ほんとうにありがとうございました。 かなり忙しかったので細部の記憶があんまり無いのだが、すごく楽しかったのでここに記録す。 https://twitter.com/tuyashun/status/1157597780006719488?ref_src=twsrc%5Etfw%7Ctwcamp%5Etweete ...

Diary 春画アレコレ

文化記録映画『春画と日本人』ーこれは誰のドキュメンタリーかー

軽快な音楽とともに葛飾北斎《喜能会之故真通(きのえのこまつ)》の一図がスクリーンいっぱいに映し出される。 この時点で上映後1分くらいだろうか。すでにクスリ、フフフと声が出る。 葛飾北斎《喜能会之故真通》 春画に書かれている詞書(ことばがき)が読み上げられる。 ちゅう、つっぱつっぱ、ふふう ふう すう 春画には口吸いの音や身体と身体が絡み合う音、こすれる音が書かれているのだ。 この時点で開始3分くらいだろうか、上映館内はワハハ、ケタケタと来場した人々の笑いに包まれた。 そう、これが春画の力なのだ。「わらい絵 ...

Diary 雑記

おおらかな性の時代はあったのか

「江戸時代は性におおらかだった」 そういう本を見かけるし、SNSでコメントをいただくこともある。 私自身も春画を見始めの頃はそう思った。 江戸時代は春画は嫁入り道具にもなり、ペリーの黒船が来て日米安保条約を結んだときに 友好のしるしにために春画を贈ったというエピソードは極めて有名だ。 銭湯は混浴の時代もあったし、明治のジャーナリスト宮武外骨の「猥褻風俗史」では 日本各地に陰陽石が存在し、陽物に手をあわせることもあったことが記録されている。 しかし、それは”おおらか”であり、性に寛容だったからだろうか。 わ ...

Diary 雑記

momo

実家から桃が届いた。 冷蔵庫に3個入れて冷やしておき、数時間してからひとつだけ取り出した。 包丁を洗うのがめんどくさくて、流しのところに立ち手で皮をむくことにした。 小さいころから桃が好きだったのだが、皮をむくのが面倒だった母は流しに椅子を運び、 そこへわたしを立たせ、桃の露で床を汚さないように流しに顔を出してそのままかぶりつくようにと言っていた。 だから今でも桃を切るのがめんどうなときか流しに顔を出し汁が床にたれないようにかぶりついている。   だからその日も流しで食べようと、指で桃の皮を少し ...

Diary イベント

男子限定!俺たちの春画バー

前回の女子限定の"The shunga catharsis bar"の開催が大成功の内に幕を閉じた。 「女子だけずるい!男子だって春画が見たいんだ!」という叫びが聞こえた気がして男子限定も開催を してみることにした。 春画が張り巡らされた空間に身を委ねる バーの名前” The shunga catharsis bar ”の"catharsis カタルシス"には「精神の浄化」という意味があります。 《カタルシス》舞台の上の出来事(特に悲劇)を見ることによってひきおこされる情緒の経験が、日ごろ心の中に鬱積(う ...

Diary 春画アレコレ

美術品を買うすゝめ

ども、365日春画を見る春画―ルです。 先日ご縁があり我が家に浮世絵がやって来た。 記念撮影。すげえ顔 全点数71点 写真は無事にが届き、中身の数や状態を確認し記念撮影したところ。 「ああ、我が家にようこそ、春画ちゃんたち。何百年間といろんなひとたちの手に渡り、ここを終着駅に選んでくれてありがとう」 そんな気持ちに高揚し、胸躍った。 私自身、そんなに資金が潤沢なわけでもなく生活に直結しないものへ投資をすることへの抵抗感もあったのよ。 「春画は好きだけど、わたしは本物を買うことはないかな。食べられないし。」 ...

Diary イベント

春画に囲まれてお酒を飲める一夜限定!「The Shunga Catharsis Bar」

365日春画を見る春画―ルです。どうもーご機嫌よう、ふふ。 5月に都内代々木にて一日限定のバーを開いた。 女子限定、しかも12名限定で開催したのだが、なんと二日でチケットが完売し大盛況だった。 今後もぼちぼち開催を続けていこうと思ってるので初回の「The Shunga Catharsis Bar」がどんな感じだったかレポするよよん。 告知とチケット購入はわたしのSNSからできるよ https://twitter.com/tuyashun/status/1127153867425083392?s=20 第一 ...

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