Diary 春画アレコレ

江戸時代の見世物カルチャーはやっぱり春画になる①舶来動物編

江戸時代の見世物ってなにしてたの?

見世物とは、いわゆる当時のエンタメである。

珍しいモノや芸をみる。それは子供から大人まで楽しめるものもあれば、男の娯楽的なものもある。

見世物の起源は不詳だが、1660年頃にはすでに見世物は存在したそう。

見世物が盛んに行われたのは浅草と両国の二か所であり、このほかに上野山下、芝、深川、また堺町や葺屋町でも興行が行われた。

エリアの共通として、そこには寺社地があったことだ。

寺社地とその周辺は見世物の主要な興行地であったようだ。

このように見世物は「門前」と結びついており、まわりには茶店、土産物店、料理屋また他の興行物もあり盛り場を形成したようだ。

とくに寺社で有名な神仏開帳があると比例してまわりの店も活気づき、もちろん見世物もにぎわった。

舶来の動物が来れば、それはたちまち人々の噂になり、見世物になった。

ゾウ、ラクダ、ヒクイドリ、ロバ、ヒョウなど様々である。

春画は当時の流行物をよく反映するので当然、舶来動物たちもおもしろおかしく春画になった。

今回は見世物の動物たちを春画とともにご紹介。

いちばん観客動員数が多かった動物は〇〇〇

当時の記録によるとラクダは近世後期に最もヒットした動物見世物であり、都合十年以上もわたって全国各地を巡業したようだ。

しかしラクダは文政四年(1821年)に長崎舶来のラクダと文久二年に横浜舶来とされるたった二度である。

こうなるともはや見れたらご近所のヒーローだ。

見世物のラクダの謳い文句は

  • ラクダの尿から死にそうな人を救う霊薬ができる
  • 小児の疱瘡麻疹除け
  • 魔を払う
  • 雷除け(かみなり除け⁉)

などがったようだ。いやはや大げさに宣伝しすぎでしょ笑

でも行ったこともない遠い外国の動物だもん。そんな魔法のような力があるのかもと信じてしまうかもね

そして春画になっているラクダちゃんが上の絵。顔でオスとメスがわかるね笑

唐人風の男がラクダを引き連れ、いかにも異文化情緒漂う。

画中にも全国を巡ったことが記されている。

ラクダにつづく人気者!ゾウは江戸時代レアキャラだった

記録によると江戸でゾウが見られたのは享保十三年(1728年)の長崎舶来のゾウと

文久二年(1862年)に横浜舶来のゾウのわずか二度らしい。

ゾウの観客動員数はラクダに継ぐ人気ぶりだったようだ。

当時の人々はその巨大な身体や大きな鼻や手足に驚き喜んだのだろう。

「一度これを見る人は七難を滅し七福を生ず」と記録には残されている。

寺社の神仏の開帳へ行き参詣し、華やかな土産物を買い茶屋へ行き見世物を見る。

みんなお出かけの前日は眠れないくらいワクワクしたんじゃないかな、そして早起きしてとびきりのお洒落をする。

それはそれは豊かな時間だね。

あー!わたしも当時のワクワクした気持ちで舶来動物見て茶屋で甘味食べてはしゃぎたかったー!笑

参考文献:「大見世物 江戸・明治の庶民娯楽」たばこと塩の博物館/編集
参考画像:  国際日本文化研究センター

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